香りのお店　ma ru ta

今日は　急なお休みを頂き　本当にありがとうございました。


彼女は　ここ一年ほど　会うたびに涙し

私は　彼女の肩を抱きしめてあげる事しか出来ませんでした。


１０年前に　私の父が亡くなった時に　私は　人生で決して叶うことのない願いがあることに気づきました。

父の声を聞きたい。と思っても　それはもう二度と叶わないのだと、つくづく思い知ったのです。


今日　彼女の３番目の娘さんが

「お父さんの『おはよう』って声がまた聞きたい」って言ってました。

けれど　彼女も又　私と同じように　それはもう二度と叶わぬ願い、なのだと知るのだと思うと

辛く悲しいことです。


そして　ご主人を愛してやまなかった彼女の背中を支えに行くつもりで駆けつけたのでありますが

３人のお子さんが　今にも倒れそうな彼女を　必死に支えてくれていました。


穏やかで　決して声を荒らげることのなかった優しいご主人は

彼女に　ちゃんと宝物を残してくれていたのだと、ナンダカ少しほっとして帰って参りました。


毎日の当たり前は　決して当たり前ではないのだと、深く想う一日であり

家族や友人、愛する人々に

出来る限り　沢山の　「愛」を伝えておく事が大事なのだと　改めて想うのであります。



そして　改めて

こんなてんてこまいの小さなお店を愛して下さる皆さまに　感謝の気持ちです。


今日は　本当にありがとうございました。